忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



姶良町 木津志隧道

姶良町の北西部に位置する木津志地区には、4箇所の隧道があります。
木津志は姶良カルデラを形成する丘陵地上にあり、西は急流、北と東は山に囲まれた険しい地形の上にある集落です。
これらの隧道は、点在する人家へのアクセスを少しでも行いやすくするために明治時代に作られたもののようです。
集落内にも小川が流れており、石橋も数多く存在しています。
古くから行われたこれらの土木工事のうち、この木津志隧道が最も難工事であったようです。

姶良町市街地から木津志へのアクセス方法としては、県道391号線を利用するか、県道446号からスターランド姶良(この辺)にて木津志へ降りる道があります。
木津志隧道へは、後者のルートがわかりやすいです。
因みに、山間部を走りますので391号線、446号線とも狭隘区間などがあって必ずしも快適には走りません。
特に、391号線の上名から蒲生へと抜けるルートは林道並みに狭くて山の中を走る区間があります。

さて、木津志へ降りてきますと、東橋という石橋が現れ、その先が交差点になっています。
そこをまっすぐ進みますと、木津志隧道の坑口が現れます。(マピオン

ご覧のように、石垣とセメント巻きによる立派なトンネルです。幅は1.5車線ぐらいでちょっと狭い。
姶良町史には確か明治期の難工事のことが記されていましたが…補修工事が行われたのでしょう。
これはこれで雰囲気もよく、novrinn.気に入りました。

んで、これが扁額なのですが…

あれ?昭和57年3月完成…?
補修工事の完成が昭和57年なのでしょうか?
もしかしたら明治時代の坑口がどこかにあるのかも…
これは再調査を要しますな。


反対側の坑口です。ここにも先ほどと同じ扁額があります。
内部はライトが燈っており、現在もちゃんと使われていることがわかります。
反対側の雰囲気もなかなか良いです。
苔むした法面、落ち葉の積もる道に静かに佇む坑口。
いやあ、なかなか良いです。

PR


この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿


この記事に対するトラックバック

トラックバックURL